[土木施工管理技士]コンクリートの劣化について | ごまぞうブログ  

[土木施工管理技士]コンクリートの劣化について

こんにちは!ごまぞうです。今回はコンクリートの劣化について解説するよ。

ごまぞう

 

劣化機構とは、コンクリートが硬化したあとに品質に影響をあたえる現象のことです。

平成28年度 2級土木施工管理技術検定 No.14

コンクリート構造物に関する次の用語のうち、劣化機構に該当しないものはどれか。

(1)レイタンス

(2)アルカリシリカ反応

(3)すりへり

(4)中性化

答えは(1)!

解説

 

(1)のレイタンスとはブリーディングによって発生した微粒分がコンクリート表面に形成する薄い膜のことである。

ブリーディングとは、材料分離の1つで、コンクリート打設後に水より重い材料が下に沈んで水が表面に上がってくる現象のことです。

レイタンスがあると、コンクリートが一体とならず品質の悪いコンクリートになってしまうので必ず取り除きます。

コンクリートを打設しているときに発生するので、劣化機構には該当しないので☓です。

レイタンスとはどんなものか動画で確認しておきましょう。

 

sougoucon

(2)は○です。アルカリシリカ反応とは、コンクリート内の反応性骨材と高アルカリ性の水溶液が反応することによってコンクリートに異常な膨張を発生させる現象のことです。

この膨張によってひび割れが発生し、品質低下を招きます。

(3)は○です。

すり減りとはコンクリート表面が外力を受けて、その断面の一部が失われていく現象です。

 

すり減りが進むと、粗骨材のはく離が発生するよ。

ごまぞう

(4)の記述は○です。

中性化とは、大気中の二酸化炭素がコンクリート内に侵入して鉄筋を腐食させる現象です。

中性化をわかりやすく解説した動画のリンクを貼っておくので確認してみてください。

astic paints

平成29年度 2級土木施工管理技術検定(前期) No.14

コンクリートの劣化機構について説明した次の記述のうち、適当でないものはどれか。

(1)化学的侵食は、硫酸や硫酸塩などによりコンクリートが溶解する現象である。

(2)塩害は、コンクリート中に侵入した塩化物イオンが鉄筋の腐食を引き起こす現象である。

(3)中性化は、コンクリートの酸性が空気中の炭酸ガスの侵入などにより失われていく現象である。

(4)疲労は、荷重が繰り返し作用することで、コンクリート中に微細なひび割れが発生し、やがて大きな損傷となっていく現象である。

答えは(3)!

解説

(1)の記述は○です。

化学的侵食の要因には酸類、アルカリ類、塩類、油類、腐食性ガスなどがあります。

(2)の記述は○です。

寒い地方では道路が凍結しないように凍結防止剤を散布するけど、コンクリートにとっては塩害の原因になるんだ。

ごまぞう

(3)の記述は☓です。

大気中の二酸化炭素がコンクリート内に侵入し、鉄筋を腐食させる現象が正解です。

(4)の記述は正解です。

平成29年度 2級土木施工管理技術検定(後期) No.14

コンクリート構造物の「劣化機構」と「その要因」に関する次の組合せのうち、適当でないものはどれか。

(1)アルカリシリカ反応……反応性のある骨材

(2)塩害       ……水酸化物イオン

(3)中性化      ……炭酸ガス

(4)凍害       ……凍結融解作用

答えは(2)!

解説

(1)は○です。

コンクリート内の反応性骨材と高アルカリ性の水溶液が反応することによってコンクリートに異常な膨張を発生させる現象のことです。

(2)は☓です。

塩害とは、塩化物イオンによってコンクリート内の鋼材が腐食しひび割れやはく離を引き起こす現象です。

塩って鉄にはあまりよくないイメージがあるよね。海が近い街では車が錆びやすいっていうし。ややこしいけど身近なもので例えて覚えてみよう。

ごまぞう

(3)は○です。

中性化は大気中の二酸化炭素がコンクリート内に侵入し、鉄筋を腐食させる現象です。

コンクリート内に侵入した二酸化炭素は、炭酸化反応を起こすことで鉄筋を保護していた不動態皮膜を破壊して鉄筋を腐食させます。

(4)は○です。

凍害とは、長期間にわたってコンクリートが凍結と融解を繰り返すことで劣化する現象です。

水は凍ったら体積が膨張するよ。コンクリート内に水があったら寒いときには凍って体積が膨張し、ひび割れやポップアウトを引き起こすんだ。

ごまぞう

まとめ

今回は、コンクリートの劣化について解説しました。

コンクリートの劣化機構は幅広く、専門性も高いですが土木施工管理技士で問われているのは劣化機構とその要因について問われることが多いので、もう一度記事を振り返って復習してみてください。

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