[土木施工管理技士]レディーミクストコンクリートについて | ごまぞうブログ  

[土木施工管理技士]レディーミクストコンクリートについて

こんにちは!ごまぞうです。今回はレディーミクストコンクリートについて解説します。

ごまぞう

レディーミクストコンクリートって何だ?
固まる前のコンクリートの事だよ。工場で練ったコンクリートは生コン車(アジ車ともいう)で運搬して現場で受入検査をするんだ。実際の試験では次のような問題が出題されているよ。

ごまぞう

平成28年度2級土木施工管理技術検定 №59

レディーミクストコンクリート(JIS A 5308)の品質管理に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。

(1)レディーミクストコンクリートの品質の検査は、工場出荷時に行う。

(2)強度試験は、スランプ、空気量が許容値内に収まっている場合にも実施する。

(3)空気量4.5%のコンクリートの空気量試験結果で許容される空気量の上限値は、7.0%である。

(4)スランプ8cmのコンクリートのスランプ試験結果で許容されるスランプの下限値は、5.0cmである。

答えは(2)!

解説

(1)の記述は間違いです。

(JIS A 5308)では次のように規定されています。

この規格は,荷卸し地点まで配達されるレディーミクストコンクリート,(以下レディーミクストコンクリートという。)について規定する。

(JIS A 5308) 日本工業規格より抜粋
現場に到着した生コンの検査をするんだね。実際の試験の様子を写真で見てみようか。

ごまぞう

赤丸がスランプ試験といって施工性(ワーカビリティー)を調べる試験だよ。青丸が空気量試験と言って生コンの中にどれだけ空気を含んでいるか調べているんだ。

ごまぞう

ちなみにスランプ8cmの許容値は±2.5cm、空気量は±1.5%なので(3)と(4)の記述は間違いだよ。

ごまぞう

なるほど。消去法で(2)が正解になるんだね。
強度試験は次で解説するよ。ちなみにスランプについては他の記事で詳しく解説してるので見てみてね。

ごまぞう

[土木施工管理技士]コンクリートのスランプについて [土木施工管理技士]コンクリートのスランプについて

平成29年度2級土木施工管理技術検定(前期) №59

呼び強度21、スランプ12cm、空気量4.5%と指定したレディーミクストコンクリート(JIS A 5308)の判定基準を満足しない物は、次のうちどれか

(1)3回の圧縮強度試験結果の平均値は、23N/㎟である。

(2)1回の圧縮強度試験結果は、18N/ ㎟である。

(3)スランプ試験の結果は、14.0cmである。

(4)空気量試験の結果は、7.0%である。

答えは、(4)!

解説

圧縮強度試験とは、コンクリートを押しつぶそうとする力(圧縮力)を測定する試験です。

実際の試験は下記の動画で確認してみてください。

 

 

動画では、試験体は一本ですが通常は3本で行います。

圧縮強度試験の結果、1回の試験結果が呼び強度の85%以上3回の試験結果の平均値が呼び強度以上あれば合格です。

ごまぞう

なまず君

ところで、呼び強度って何?
呼び強度とは、コンクリートを注文する際に指定する強度のことで、28日目に必ずその強度が出るように約束された強度のことだよ。

ごまぞう

例えば橋は24の強度が出るように作りなさいって国で決めているんだ。なまず君がお客さんとして、施工業者から上がってきた報告書が20しかなかったらどう思う?

ごまぞう

なまず君

本当は24必要なら、20だったら強度が不足しているから受け取れないな。
そのとおり!国もコンクリートが設計した強度を満足しているか検査するんだ。その検査が圧縮強度試験で、呼び強度がその指標になるんだよ。

ごまぞう

なまず君

なるほどね。じゃあ問題を見てみると、呼び強度が21で一回の試験結果が呼び強度の85%以上ってことは21×85%=17.9。(2)は正解だ。3回の試験結果の平均が呼び強度以上ってことは(1)も23で呼び強度21以上あるから正解だね。

ごまぞう

ちなみに、コンクリートの強度はN/mm2(にゅーとんぱーへいほうみりめーとる)として表します。覚えておきましょう。

(3)の「スランプ試験の結果は、14.0cmである」もスランプ12cmの規格値は±2.5cmなので正解です。

(4)の「空気量試験の結果は、7.0%である」は間違いです。

 空気量の規格値は±1.5%なので4.5+1.5=6%が上限なので7%は規格からはずれてしまいます。

平成30年度2級土木施工管理技術検定(後期)№59

レディーミクストコンクリート(JIS A 5308、普通コンクリート、呼び強度21)を購入し、各工区ごとの圧縮強度の試験結果が下表のように得られたとき、受入検査が合格している工区は次のうちどれか。

(1)A工区

(2)B工区

(3)C工区

(4)D工区

答えは、(3)!

解説

圧縮強度試験の規格値を覚えてるかな?

ごまぞう

なまず君

確か……1回の圧縮強度試験結果が呼び強度の85%3回の試験結果が呼び強度以上
その通り!呼び強度21の85%は17.9。てことは(2)と(4)は除外になるね。

ごまぞう

なまず君

残りは(1)か(3)だ。3回の圧縮強度試験の結果が呼び強度以上ってことは(1)は呼び強度より低いから(3)が正解だ!
ちなみに「~以上」ってことは~も含まれます。覚えておきましょう。

ごまぞう

まとめ

今回は、レディーミクストコンクリートについて解説しました。ここで今回の記事のおさらいです。

ごまぞう

今回のおさらい

・スランプが8~18cmのコンクリートの規格値は±2.5cm

・空気量は±1.5%

・圧縮強度試験では一回の試験結果は呼び強度の85%以上3回の試験結果は呼び強度以上

2級土木施工管理試験ではスランプは8cmで出題されるので、スランプは±2.5cmと覚えても問題ないです。実務ではコンクリートの種類によって変わるので注意しましょう。

ごまぞう